レシチン乳化とは?

レシチンとは、ホスファチジルコリンとも呼ばれ、リン脂質※1と呼ばれる脂質の一種です。
リン脂質は他の脂質と異なり、エネルギー源になるだけでなく、体内で様々な働きをしていることが知られています。

レシチンは人間の体内に存在するリン脂質としては最も多く、人間の体を構成する約60兆個といわれる細胞のすべての細胞膜を構成している主成分です。
脳神経系や血液、骨髄、心臓、肺、肝臓、腎臓、胃腸などの主要な細胞組織に多く含まれています。

レシチンは総ての細胞の中で働き、浸透圧の調節細胞に必要な酸素や栄養の吸収老廃物を排泄する出入り口の門番の役目をしており、これが少なく動きが悪いと細胞は十分な働きができません。

他にも、生理機能を担ったり、学習や記憶、睡眠、脂質の代謝にも関わっており、情報の伝達など生命活動に欠かせない働きをしています。
肝臓を保護する働きもあります。

※1 リン脂質:細胞膜を構成する主要な成分です。体内で脂肪が貯蔵・運搬される際に、たんぱく質と結び付ける役割を持っています。情報伝達にも関与している必要不可欠な成分です。

レシチンの名前の由来・・・約150年前にフランスで発見された成分で、卵黄から発見されたことにちなんで、ギリシャ語で卵黄を意味する「レシトス」に由来し、レシチンと名付けられました。

◆レシチンの乳化作用◆

レシチンの特徴は、水と油の両方の性質を併せ持っていることです。

私たちの体は、「水溶性」(水に溶ける性質)のものと「脂溶性」(油に溶ける性質)のものとから成り立っていますが、その仲立ちをするのが「レシチン」なのです。

レシチンはリン酸コリン(ビタミンB群のひとつ)、グリセリン脂肪酸の4つの要素で構成されていますが、リン酸とコリンは親水性で水になじみやすく、グリセリンと脂肪酸は親油性で油になじみやすいため、どちらともなじみやすいレシチンは水と油を混ざり合わせる乳化作用を持っています。
乳化作用によって、細胞内の水溶性物質と脂溶性物質を溶け合わすことができます。

細胞内に栄養を取り入れたり、細胞から老廃物を排泄できるのも、このレシチンの乳化作用のおかげなのです。

体内のレシチンの総量は、体重60kgのヒトで600g程度であるといわれています。
レシチンの不足は、疲労免疫力低下不眠動脈硬化糖尿病悪玉コレステロールの沈着など多くの症状の原因となります。

レシチンは、脂肪を微細に分解する、脂肪を固まらせないなどの作用から血液中の中性脂肪を溶解し、コレステロールや老廃物を溶かして排泄するのを助けます。
このことから動脈硬化や高血圧の一因とされるコレステロールの血管壁への沈着を防ぎ、細胞内や血液中でのコレステロール値を調整してくれます。
高脂血症の改善や動脈硬化の予防にも効果があると期待されているのです。

医薬品としては、静脈注射用脂肪乳剤として、術前・術後の栄養補給を助ける薬剤として静脈に注射するほか、リポ化製剤(リン脂質をベースにした乳化物)にも含まれています。

●美肌効果●

レシチン乳化作用は、コレステロールの分解や排泄に有効に働き、血液中の脂質を固まらせずにスムーズに流す作用を持ちます。
したがって、酸素や栄養分を体の隅々にまで行き渡らせることが可能となって美しい肌を保つことができます。

またレシチンには皮膚を熱損傷によるダメージから守るはたらきも報告されており、皮膚保護作用も注目されています。

化粧品には、保湿剤乳化剤としてクリームや乳液などに配合されています。


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